書籍コーナー

あっしにはかかわりのねえこってござんす 

  まあ、そう云わずとこの弱輩者としばしのお付き合いをお願い致します。
おめえさんをブラウンカンで見たのは小学生の頃。
もちろん、人生の「じ」の字もわかっていない子供の頃でござんす。
名せりふの数々を皆が口々にのぼらしていやした。

名せりふと言えば「記憶にございません。」というのも実に流行りましたな。
人生にも、政治の世界にも虚しさをおぼえちまった あっしらは「三無主義世代」なんていう
やるせない世代名を頂戴し、ますます虚しさを増していきやした。

第三次世界大戦、ノストラダムスの大予言、環境汚染等の恐怖に怯えながらの学生時代の心情は諸行無常であり、
行く川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず云々、でござんした。

ところが1989年11月、28年間にわたって東西ドイツを分断していた「ベルリン の壁」 が崩壊するじゃござんせんか。
ヴィクトル・E・フランクルの『夜と霧』(1961.3、みすず書房刊)の凄惨な写真の数々が脳裏をかすめやした。

ひょっとして未来は・・・暗くない?という安心感と期待。でも、ほんの少し拍子抜け・・・
という考えてみれば何とも贅沢な日々を送ることになりやした。

帰ってきた木枯し紋次郎(新潮文庫、H9.9)
同じく人殺し(新潮文庫、H10.9)
かどわかし(新潮文庫、H11.5)
さらば手鞠唄(新潮文庫、H11.9)
悪女を斬るとき(新潮文庫、H12.9)




紋次郎コーナートップへ


一十珍海堂